別府温泉観光産業大博覧会
別府市は昭和25年7月、国際温泉観光文化都市として発足以来、施設の整備を拡充させてきた。そして別府、阿蘇、熊本、雲仙長崎を結ぶ待望の九州横断道路が着工をしたのを記念し、観光の大分県、温泉別府の真の姿を紹介するとともに、国内観光産業の全貌を広く内外に宣伝することを目的に開催。会場ゲート上には巨大な温泉マークが付けられ、その前には温泉の滝があふれ出していた。場内はバラエティに富んだパビリオンが建ちならんだが、温泉マークの外装で目をひいたのは観光温泉館で、その隣りの熱帯動植物館も市松模様の変わった建物でつくられた。温泉と観光産業がテーマの博覧会だけに、温泉科学館、大分県館、新日本産業館、近代工業館、農林水産館、交通運輸館、石炭科学館、海外発展館、原子力平和利用館、国土防衛館、府県特設館などが入り交じって点在した。会場中央広場には大温泉搭がそびえ、そのまわりが温泉池になっていて、隣りにはドーム型の宇宙探検館が建っており、その前には子供の園が設けられていた。経費・3億5000万円、会場面積・115500平方メートル、総建坪・19800平方メートル。乃村工藝社実績(社史「70万時間の旅3」より)
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