岡山産業文化大博覧会
原子力平和利用、石油科学、オートメーションという3大テーマを設定し、完成した岡山県新庁舎を主会場に、岡山県の資源と産業と国内産業の全貌を紹介、更に原子力時代を反映し、アメリカ大使館USlSの協力を得て、本館地階と1階に原子力平和利用館をつくり、高さ10メートルの黒鉛原子炉などを展示し、一般的な理論を映画で平和利用をわかりやすく見せた。なかでもマジックハンドが人気の中心であった。また、本館西側1階に明治4年の廃藩置県から現在に至る、約85年間の県庁舎の変遷や出来事、人物などを紹介した。西側4階の総合開発館には眠れる資源を利用、開発するにはどうしたらよいかを具体的に解説、その代表例としてアメリカのTVAに関するパノラマを展示。ほか本館各階に生活文化館、美術工芸館、自治館、教育館、近代興業館、躍進岡山館、テレビ電波館、電信電話館などを配置した。本館南側広場の野外演芸場は、新庁舎にマッチしたモダンな劇場建築で、中央芸能界のスターや地元の演芸隊が出演し、舞踊、大魔術など、バラエティに富んだプログラムで大賑わいであった。乃村工藝社実績・「原子力平和利用館」「テーマ塔」「本館外壁装飾」「健康館」(社史「70万時間の旅3」より)
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