広島復興大博覧会
昭和20年8月6日、人類史上最初の原子爆弾投下により、20数万人の生命を失い、街も灰燼に帰した焦土広島が平和都市として、終戦後12年を経て、再建への驚異的な復興ぶりを示したのを機に、将来の近代科学、産業、貿易、文化の新興に寄与することを目的で開催した。時あたかも市制70周年にも当たり、鯉城復活が叫ばれ、広島城天守閣もこれを機会に再建された。会場16万5300平方メートルにテーマ館、復興館、原爆資料館、郷土史館、近代工業館、交通科学館、ラジオ・テレビ館などが設けられた。話題はソ連の人工衛星や原子力科学館の「原爆馬」など、広島ならではの展示が注目された。苦節10年の実が結んで復興の名にふさわしい大博覧会で、入場者も877.118人で、多数の外国人の入場もあり大成功を収めた。乃村工藝社実績(社史「ディスプレイ100年の旅」より)
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