日本民俗博
郷土芸能館に獅子頭の道具、念仏狂言と念仏踊り、太鼓踊りなどが人形に飾り付けられ、佐賀県の面浮立、愛知県のほうか、高知県の綾踊り、新潟県の小歌踊り、京都府は練り物として祇園の山・鉾が展示され、神楽では島根県の神代神楽の大蛇退治の段や、田楽は広島県・新庄の囃し田、舞楽では八坂神社の面や舞楽一式が展示された。また能や人形芝居、御輿のいろいろが並べられた。民俗参考館には沖縄舞踊衣裳の人形や民具のほか、各地の祭りがとりあげられ、重要民俗資料が展示された。交通の民具では旅合羽や運搬用具のいろいろを展示。結婚の民俗として、異俗奇習も残る古い形態のものから、現在の法律結婚に至る結婚の歴史をとりあげた。野外パノラマは日本郷土めぐりで、実物大の神楽殿を建て、青森の弘前城や、岩手県の南部曲り家も模擬の大型模型でつくられ、秋田県のぼんてん、仙台の七夕など、全国各地の勝景、祭礼を組み合わせ圧巻であった。服部緑地には飛騨白川郷民家と奄美の高倉は既に移築されていたが、宮崎県椎葉村民家と大阪・布施市の長屋門を加えて整備した。宝塚歌劇は日本郷土芸能研究会協賛行事として、全国各地の民俗舞踊を上演した。
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