宇宙大博覧会
人類の夢であった月世界旅行も不可能でなくなった今日、これからの社会は宇宙科学を抜きにしては考えられなくなった。宇宙博には米ソ両国をはじめ、日本の宇宙科学者の英知が集められ、世界的規模として開催された。会場内の広場には5段式有人ロケットが立てられ、特別出品としてアメリカからパイオニア5号、マーキュリー計画カプセル、フロリダ・ロケット発射基地の大パノラマX15ロケット機が展示された。ソ連からは太平洋ロケットの資料やメチタ、月うらロケットそのほかの展示がされた。ロケット部門にはV2号、イオンロケット、光子ロケット、原子ロケット、ロケット燃料とエンジン、ロケットおよびカプセルの風洞実験が行われ、ロケット製造組立から秒読みまでの資料のほか、ロケットの発達史まで展示された。人工衛星部門には実物大人工衛星、実物大人工惑星、人工衛星軌道、バンアレン帯の資料ほかが解説され、計測、観測部門や宇宙医学部門、大宇宙部門もあり、展示、パノラマ、映画、実験などを交えて分かり易く解説をした。ほか、高速自動車ランド、マジックランド、野外ステージ、子供の国など娯楽・遊戯施設も備えられていた。
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