日本の歴史博
古事記・日本書紀によって語られた日本の神話のなかには、遠い祖先の物の考え方、おおらかな生活感情がいきいきと描かれている。神々の物語は古代人の歴史であり、宗教であり、科学でもあった。それは貴い民俗遺産ととして今日まで伝承されている。そこに流れる日本人の国民性を語るために、興味ある試みとして展開された。第1会場の「日本のあゆみ」では、日本の通史、著名人の参考資料とあわせて、ジオラマ、バノラマを豊富に取り込んで展開、歴史を身近な形で描く”奈良の都”では、大仏開眼の様子をジオラマにし、天平の美術などを展示。”平安京”では貴族のくらしの資料、応天門の模型、絵巻のスライドなどで見せた。”武士の社会”では、武士の起り、源氏と平氏、承久の変などの資料を古文書や、絵画などで展示。”天下統一”では織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの鎧、兜を人形に付けて並べ、掛軸や遺品なども陳列した。”明治開化”では、東征軍の錦旗と軍装、西南の役、維新の資料、鹿鳴館の階段の一部の実物も展示した。第2会場では歴史を解明する埋蔵物、古文書、美術作品を展示。第3会場は”歴史ものがたり絵巻”として野外大パノラマをつくり、親子連れに人気があった。
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