第16回全国菓子大博覧会
明治44年第1回帝国菓子飴大品評会として開催以来この回で第16回目、50有余年の歴史を誇るわが国菓子界最大の大祭典で、東北の地では30年目であつた。会場の秋田市山王通りの特設会場への道には酒の幟が立ちならび、場内にも酒樽が積まれ酒の国らしい、秋田のムードを漂わせていた。第1会場には菓祖神社が祀られ各県の名産菓子が展示し、工芸菓子コーナーも設けられてた。第1会場と第2会場の間には郷土館がつくられ、お菓子の歴史のスペースも開設された。第2会場内には各県の出品とともに、中央に菓子協会と洋菓子協会の出展ゾーンがつくられ、屋外に関連産業館が建てられ、食堂や屋外ステージが観客の楽しさを満喫させた。前年の39年10月には、東京オリンピックが華やかに開かれ、また東海道新幹線も営業を開始するなど、社会的、経済的には昭和元禄を謳歌するほどであったが、逆に菓子業界では過剰生産から消費が横ばいとなり、競争が激化されてきた。乃村工藝社実績(社歴より)
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