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博覧会資料COLLECTION

サンアントニオ世界博覧会

管理コード:613
開催日程:1968年04月06日(昭和43年)~1968年10月06日(昭和43年)
開催地:海外
会場:サンアントニオ(アメリカ)
主催:
入場者:6,384,482人

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(ヘミス・フェア世界博)アメリカ西南部の大州であるテキサス州、サン・アントニオ市の関市250年を記念行事として、都市開発を目的に開催された。別名を「ヘミス・フェア」と呼んだ。これは「半球」を意味したもので、中南米を中心とした地域感覚の強いものであることをよく表している。この博覧会のテーマである「米大陸における文化の交流」によくにじみ出ている。この博覧会の狙いは、現代のアメリカ(北米だけでない)文明は、古くは潮流に乗って渡ってきたポリネシア人をはじめとする東洋文明、コロンブス、マゼラン、パスコ・ダ・ガマ、プリグリム・ファーザース以来のスペイン、ポルトガル、イギリス、フランスなどの西洋文明がここに合流、混合してつくりあげられたもので、その独自性と、共有性の認識を強くするとともに、その文明をもたらした諸国との連帯を深めよう一というもので、ここに北、中南米諸国家間の強い国際性をもたせるとともに、米州以外の諸国間との国際性をも持たせるよう企画され、各国参加の大きな意義を発生させた。博覧会は国際博覧会条約(BIE)による特別博であったが、海外から23カ国の参加があった。会場は人口70万人、アメリカ14番目の都市であり、映画で有名な「テキサス魂」、アラモ発祥の地、「アラモの砦」の近くの、市中心部約36万7500平方メートルで、モントリオール万国博覧会の9分の1というコンパクトな会場であった。しかし、コンパクトなりのこまやかな、横の分野との均衡のとれた良さを持っていた。会場中央に小型の人造湖と水路で周囲をかこみ、フィェスタ・ランド(お祭り広場のような島)を設け、その中央にテーマをシンボライズした回転食堂つきで、高さ622フィートの展望台「アメリカ・タワー」が建てられた。この島にはタワーのほか各種の乗り物、遊技場などアメリカ色あふれる娯楽施設が集中的に設けられた。主催者側は特別博のため、そこへ展示館40館を建設。主催国アメリカ館は映画館になっており、400人収容の3つの独立ホールで、それぞれの室で映画が写され、一定時間になると仕切がとりはらわれ、各ホールがひとつの大ホールになり、巨大なスクリーンに大型映画が写し出されるという、メカニックな仕組みになっていた。日本は、日本万国博覧会を2年後に控えて、その会場模型などを出品し、観客の関心を集めた。入場者目標は720万人であったが、638万人182人で、テキサス州の人が60パーセントと多く、思惑はずれであった。跡地は、市直轄の「ヘミス・フェア・ランド」として一般に公開した。●「ベルのTV電話、IBMのコンピュータと連動した織機の実演、地域冷暖房の実用化」

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