四国大博覧会
この博覧会は徳島県および四国の現状を広く内外に紹介し、未来の展望を多角的に追求し、人類社会の姿を発展させ、”人類の進歩と調和”をテーマとする日本万国博覧会の先駆的使命を担うことを目的に、徳島新聞社が創立25周年記念事業として開催した。この博覧会の特徴は、従来の展示館のようにただ物品陳列に終始しがちな弊害を改め、明日を直視する姿勢をもって、夢を盛り込んだ動きの多いものを中心とする一方、大人から子供まで、誰でもか楽しめる娯楽的な雰囲気の中で主題を謳ううパビリオンの集合とすると計画された。第1会場には電氣第1号館から第3号館までと四国開発館や、農業館、宇宙館、交通館などが建ち並び、世界旅行館、タイムトンネルや阿波踊り広場など、娯楽的な施設もつくられた。第2会場は同時に開園した江川遊園地で、子供向きに施設が揃えられていて、ムーンロケット、ジェットコースター、ゴーカートなどと、おりがみ話館やガラス館、サーキノ劇場もつくられ、博覧会々場というより遊園地が会場になったようなムードであった。乃村工藝社実績「生活産業館」「おもちゃ館」ほか(社史「ディスプレイ100年の旅」より)
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