野球の殿堂博
大正3年2月日本プロ野球の草分け宝塚運動協会は、この宝塚の地で誕生した。現在、多くのヒーローを輩出する高校野球も、大正4年8月阪急豊中運動場で産声をあげた。野球のメッカともいえる関西の地にはプロ球団、社会人、学生、少年チームなど多くのチームがあり、野球愛好家も多い。そこで今まで門外不出の野球体育博物館をそっくり持ってきて見せようと、ファミリーランド秋の恒例イベントとして取り上げたのである。会場には数々のアトラクションがあって、格安の野球用品の大バーゲンをはじめ、多くのファンを血湧き、肉躍らせた過去の名場面のビディオ放映、バッテイングマシン、球速測定器など沢山の楽しみを用意していた。なかでもメインイベントは長島監督と王選手(当時は監督でなかった)の来園で、不滅のV9を成し遂げたヒーローを間近に見られるというのでフアンが殺到した。展示の主なものは、来日した野球王ベーブ・ルースを三振にうちとり、キリキリ舞いさせた不世出の大投手・沢村栄治の殿堂入りレリーフ、大正7年一高が早慶両大学に連勝して、覇権を奪還したときのウイニングボール、一世を風靡した大下弘の青バットや、珍しい記念の数々が展示された。日本野球史のすべてを語りつくす「野球の殿堂館」。その野球殿堂館の関西初公開は野球ファンを唸らせた。
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