西日本新聞創刊100周年記念 世界の童話博
急速に進む情報化社会のなかで、ともすれば忘れがちな心のふれあい、親子の対話の場を提供し、ひいては情操教育の一助にと、九州こども博シリーズ第2弾として開催した。長い間語り継がれてきた世界の童話の名作から選び、大人たちは幼い日の追憶にひたり、こどもたちは体験した喜びと感動を覚えるよう会場を構成した。会場メインゲートは高さ10メートル、長さ50メートルの童話の国の城壁で、上にはおもちゃの衛兵がファンファーレを吹奏する。にっぽんのむかしばなし館では最も身近かな日本の民話のなかから、とくになじみの深い浦島太郎、竹取物語、金太郎、サル・カニ合戦、こぶとりじいさん、桃太郎、一寸法師、花咲じいさん、かちかち山、舌切りスズメ、一休さんの物語が登場。世界の童話館ではピノキオ、アルプスの少女、ジャックと豆の木、みつばちマーヤ、おやゆび姫、おとぎの森の怒るカシの木、シンデレラ姫、眠れる森の美女、アラジンの魔法のランプなどを、なだらかなスローブの雲の道を、登ったり下ったり、音楽と照明で楽しく演出した。どうわげきじょうでは博覧会に初登場の、最近開発されたカラー・ランプによって、白雪姫やウサギとカメの物語を影絵で見せた。会場奧の広いグランドには、この博覧会のクライマックスであるぼうけんのくにがあり、身長40メートルのガリバーがロープに縛られて横になっており、胸までの高さ6メートル。ガリバーの胴体の中は、コビトの国で、たくさんのコビトたちがガリバーの靴や時計の修理をしている動くパノラマになっていた。このほか、コンピュータで合唱する・ことりのくに、えほんのみち、どうわとしょかん、いたずらひろば、にじのはなぞのなどがあり、不況の中でも花見と童話博が一緒に楽しめると、家族連れが押しかけた。会場面積_1,300.000m2
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