ルイジアナ国際河川博覧会
人類の文明は河川から生まれ、河川より育まれてきた。全世界各地域で、生命、文明そして文化が河川流域で発生し「河川の恩恵」をうけて発展した。1980年代の課題として、国連が提唱している「すべての国民に十分な給水を」に沿い、生命の源としての水をみつめ、未来への展望を考える目的で、同時にミシシッピー河沿いの旧倉庫街の再開発と、地域経済の活性化を目的に特別博として開催された。会場はアメリカ・ルイジアナ州・ニューオリンズ市のラグーン、渓流、水路のネットワークが張りめぐらされた33ヘクタールの敷地で、南北戦争時代、病院に使われていた場所である。テーマは「川の世界 水は命の源」で、河川工学と港湾技術が初めてスポットを浴びた。展示ではバチカン・コレクションをはじめ代表的な宗教美術作品が際だっていた。日本館の出展業務は建設省の河川局が担当した。この博覧会は事前のPR対策や人場者予測の見込み違いで、733万5270人となり、財政問題などと運営のまずさもあって、約240億円の赤字となり、万国博覧会史上初めて破産申請を行った。●「スペースシャトル試験機「エンタープライズ」、ミシシッピー川をきたぐ6人乗り空中ゴンドラ、全米30000キロメートルを取材した70ミリ立体映画」
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