84高知・黒潮博覧会

管理コード：482
開催日程：1984年03月24日（昭和59年）～1984年05月13日（昭和59年）
開催地：高知県
会場：高知中小企業団地造成地
主催：高知県・高知市 高知商工会議所 高知新聞社 RKC高知放送
入場者：1,018,565人

【資料件数：11件】

高知県の博覧会としては、1966年の南国土佐博覧会以来18年ぶりの開催である。高知は太平洋と四国山脈に挟まれた遠隔地としての宿命を持つ。その情報過疎からの′′辺土離陸′′に応えるようにジェット機が飛び、橋が架かり、高速道が通じる。さらに通信、情報網の発達、中央との壁はますます縮まって行く。黒潮博はそんな鼓動を伝えるものであった。会場は22万平方メートルと広く、構成は町並み形態をとり、ゲートを入って展示ゾーン、中間にバザール、レストランゾーン、奧に木下サーカスを含めてプレイゾーンを設置。全体として明快な導線計画であるが、変化を持たせ、木造りのよさこい橋が架かったり、郷愁を誘う家並みのふるさと通りも設けた。展示は最新の未来情報や科学機器のディスプレイによる参加、体験型が多数を占めた。会場となった工業団地の誘致促進も速度を早め、博覧会の動員数も目標を上回り、余剰金は県民へ還元するため、黒潮博記念基金として有効活用された。会場面積_80,000平方メートル。乃村工藝社実績「ふるさと館」「くろしお館」「エレクトロニクス館」「四国電力エネルギー館」(社内資料より)

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