宮武外骨大博覧会
管理コード:469
開催日程:1985年07月26日(昭和60年)~1985年08月06日(昭和60年)
開催地:東京都
会場:西武百貨店渋谷店B館
主催:宮武外骨ファンクラブ・宮武外骨大博覧会協会
入場者:0人
”明けて1985年、この年はそれまでの思いと蓄積が一気に花開いた「外骨リバイバル・イヤー」とでもいうべき年になった。前年夏の「広告批評」がちょうどいい呼び水となってくれた。まず1月、吉野孝雄編「予は危険人物なりー宮武外骨自叙伝」(装幀は和田誠さん)を出した。そして2月、いよいよ『宮武外骨・滑稽新聞』の刊行を開始し、赤瀬川さんは「外骨教室」の連載に加筆して『外骨という人がいた!』(白水社)を出した。これらの刊行にあわせて、前々から外骨さんに強い関心を抱いていた読売テレビの岩渕ディレクターが「11PM」の一回全部をつかって外骨特集を組んだ。続いて4月、南伸坊くん司会によるNHKの新番組「スタジオL」では、外骨さんの魅力について、二回連続の番組をつくり、赤瀬川さん、吉野さん、杉浦日向子さん(TV初出演だった)、それにぼくが出演した。「朝日ジャーナル」なども特集を組んだ。また、池袋西武のスタジオ200 では、赤瀬川さん、種村さん、浅田さんという異色のメンバーによるシンポジウム「外骨ワンダーランド」をぼくの司会で開いた。これらに追い打ちをかけるように『宮武外骨著作集』(河出書房新社)の刊行もはじまった。さらに、外骨さんゆかりの博報堂も一枚噛んで、渋谷西武から夏休みの催事として外骨さんをとりあげたいとの申し入れがあった。ぼくたち三人に、天野さんにも加わってもらって展示について検討していった。雑誌という形態だからこそ面白さを表現できたものを、展示というかたちで見せるのは、正直いって難しい作業だった。この展覧会では、川崎徹さん、坂田明さん、荒木経惟さん、景山民夫さん、高橋章子さんなど、連日多彩な人を招いて、外骨さんの魅力を語るというトークショーも催した。”[松田哲夫著・編集狂時代・新潮文庫より]
資料の閲覧・貸し出しを受け付けています。(事前予約制/平日のみ)
貸し出し依頼は、博物館等の公共機関のみに限ってお受けしています。
閲覧・貸し出しをご希望の場合は事前に以下まで連絡をお願いします。
株式会社乃村工藝社 情報資料室
TEL 06-6649-3331 FAX 06-6649-3335
<資料閲覧場所>
大阪市浪速区難波中2丁目10番70号 パークスタワー19階
株式会社乃村工藝社 大阪事業所
公開している資料の年代は明治から平成に至る広範なものです。博覧会の主催団体の解散もあり著作権の確認が行えないものが大多数です。著作権の所有に関してご一報いただければ幸いです。