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ブリスベン国際レジャー博覧会

ブリスベン国際レジャー博覧会

管理コード:412
開催日程:1988年04月30日(昭和63年)~1988年10月30日(昭和63年)
開催地:海外
会場:ブリスベン(オーストラリア)
主催:
入場者:15,770,000人

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【資料件数:96件】

オーストラリアの建国200年を記念して、オーストラリアとクイーズランド当局によって、特別博としてオーストラリア第三の都市ブリスベンで、世界から36カ国、国際機関や企業を含め71のパビリオンが競い開かれた。テーマは「技術時代におけるレジャー」で、科学技術がますます進み生活様式やレジャー、そして未来の方向を決定しつつある現在、レジャーの追求と環境との関係、将来の方向づけなど、レジャーパターンの変化に伴う技術の変化を探るとして、サブテーマを、1、技術の進歩とレジャー、2、技術とレジャーの未来像、3、私達の身近に溢れるレジャー、とした。会場は、スベン川に沿って横長に広がる40ヘクタールで、今まで開発されなかった川岸の土地を整備し、跡地をウォーターフロントとして、「リバーシティ」を建設しょうとした。会場計画は建築大家の集団であるプライ・マコーミック88が当たり、会場の広さと施設は予想入場者数にもとづいて決められ、海外からの75万人を含め800万人、1日12時間の開場中一日6万人が入っても楽に見られるように設計したという。会場で先ず目につくのは「キャノビ」と呼ばれる高さ50メートルに及ぶ巨大な懸吊式天蓋の一群である。これは様式美と創造能力をシンボライズしたもので、会場構成の主な特徴となっている。この天蓋はパビリオンでなく観客に目陰をつくり、雨を防ぐ役目を果たすよう考えられた。夜間は幕にさまざまなグラフィック・アートが照明によって色鮮やかにに浮かび上がる仕組みである。天蓋は昼と夜の二つの顔を持っていた。会場で繰り広げられるパフォーマンスも多彩で、数々のエンターテイメントは地上ばかりでなく、水上も空中もすべて会場ということである。「ブリスベン川南岸の40キロメートルはほとんど無限である一」と、ロス・オリンピックの開会式や閉会式で派手な演出をして、この博覧会のエンターテイメントを担当した、リック・パーチが豪語した。目本館は、江戸の街角と街道筋を再現したマジック・ビジョンに、行商人、旅人、温泉などで遊ぶ暮らしとレジャーを映写。工業用ロボットによる獅子舞で踊る多関節ロボット。壁面に21面の大画面、その真ん中の3面が135インチのハイビジョン、そこに日本の四季を楽しむ多様なレジャーを映し出す。このほか体験シミュレーションやビディオテックスなど、館外にはすべてオーストラリアの亜熱帯の素材でつくった日本庭園。また別にジャパン・テクノプラザも展示出展、日立製作、出光興産、埼玉県、神戸市、余暇開発センター、JETROが6つのブースで構成された。博覧会の原点である観客に驚きと楽しさ感動の三拍子を揃えた世界を創造したEXPO88。世界36市国、国際機関や企業を含め71パビリオン。入場者1.570万人を集め、ハイテクとレジャー産業の分野での専門的技術を披露、そして、独特な文化交流の場を提供して好評であった。乃村工藝社実績「日本館」(社史「ディスプレイ100年の旅」より)

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