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リスボン国際博覧会

リスボン国際博覧会

管理コード:407
開催日程:1998年05月22日(平成10年)~1998年09月30日(平成10年)
開催地:海外
会場:リスボン市(ポルトガル)
主催:
入場者:10,000,000人

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【資料件数:48件】

パスコ・ダ・ガマのインド航路開設500周年を記念して、ポルトガルの首都リスボン市で開催した。テーマは「海洋から未来への遺産」として、海の利用とともに地球環境確保の視点から、人類が後世の遺産として、海とどのように共生していくのかを考えるものとして計画。この博覧会の特徴のひとつは、副都心再開発と博覧会との連携であった。大西洋にそそぐテージョの河口に位置する60ヘクタールの土地は、過去の産業の遺物による汚染地域といわれ、使用されなかった石油化学工場や食肉加工場、廃棄物置き場などがあり、悪臭でリスボン市民から敬遠されていた場所。ここを新しい機能をもつ副都心として、蘇えらせようと計画して博覧会会場としたのである。この博覧会は国際博覧会条約(BIE)上、初めてポルトガルで開催されたもので、148カ国と13国際機関が参加した。会場で特に人気の高かったのは、主催国ポルトガルの「海洋館」(ヨーロッパ最大の水族館)、「海の知識館」、「未来館」などのテーマ館であった。日本館は、1543年の日本とポルトガルの出合いからはじまる、日本と欧州との交流や、それをはぐくんだ日本の今日の海をめぐる技術をダイナミックに紹介。「日欧のであいと交流」黎明期の日欧交流を当時のポルトガル人宣教師ルイス・フロイスの案内でたどる。「日本人のくらしと海」日本の海をめぐる伝統文化、自然、ライフスタイル、漁業などを紹介。「海洋新時代をめざして」映像と立体音響、特殊照明を組み合わせたダイナミックな映像・潜水調査船「しんかい」の模型を展示「海はともだち」カメの兄弟を主人公に、海の豊かさ、交流の大切さを立体映像によるアニメーションシアター、で構成された。同時に、愛知県での2005年目本国際博覧会のPRコーナーを設け、「海」をイメージした瀬戸焼き「陶板アート作品」をメイン展示とし、会場地の現況スクリーンと、「2005」の数字をかたどったアイキャッチャーで観客にアピールした。日本館もドイツ館やスペイン館と並んで、入場者ベスト5に入った。会場跡地は水族館、博物館、国際見本市会場、政府官庁や民間住宅など恒久利用されている。入場者は1000万人を越え、ポルトガルの人口を上回ったが、目標動員数1500万人にとどかなかった。乃村工藝社実績「日本館」(社内資料より)

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