第2回日本ステートフェア

管理コード：1729
開催日程：1954年03月21日（昭和29年）～1954年05月20日（昭和29年）
開催地：奈良県
会場：近鉄あやめ池遊園地
主催：朝日新聞社
入場者：0人

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ステートフェアとは、アメリカの各ステート(州)で行われている「共進会」「博覧会」の意味で、地方農村文化や地方民衆娯楽の中心である一大年中行事である。既にアメリカ色彩映画「ステートフェア」で紹介され、広いグランドがトレーラーバスで集まった各地からの農家族で埋められ、そこで新農機具、農家用具、農産品の展示、特産物の共進会、それに明るく楽しい娯楽、遊戯や屋外催し物が色とりどりに行われ、農民の手による大祭典である。朝日新聞社創立75周年を記念して、明るい農村づくりを目指すこのステートフェアは、約50万平方メートルの春のあやめ池遊園地で開かれた。場内の「農業の博覧会」は、世界各国の農業風景をジオラマにしたのをはじめ、百年後の理想農業などのある「農業科学館」や、「優良家庭牧場」などがあったが、ステートフェア本来の素晴らしい遊戯機械が完備され、連日おもしろいショウなど「お祭り」の楽しさも盛り込まれ、ステートフェアのコニーアイランドはアメリカからのスリルとユーモアたっぷりのスビットファイヤー、キャタビラー、シルバーストリークなど最新式の遊戯器具が備えられ、本場のコニーアイランドそっくりにつくられた。上空にはほとんど出来上がった「空中観光ロープウェイ」も、工費2,500万円をかけ、本格的な交通機関として作られている。また、大劇場では松竹歌劇団が「春のおどり」20景を公開した。乃村工藝社実績「農業科学館」「産業ホール」(社歴&社史「70万時間の旅3」より)

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