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国際船と海の博覧会

国際船と海の博覧会

管理コード:1713
開催日程:1992年05月15日(平成4年)~1992年08月15日(平成4年)
開催地:海外
会場:ジェノヴァ市旧ジェノヴァ港(イタリア)
主催:
入場者:1,694,800人

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【資料件数:1件】

クリストファー・コロンブスが1492年、黄金の国・ジパングをめざしてサンタ・マリア号で出航、新大陸に到達してから500年、その偉業とアメリカ到達500年を記念して、コロンブスの誕生地・イタリアのジェノヴァ市で開催した特別博である。ジェノヴァ市は人工70万を越え、イタリアで6番目の大都市。東リビエラ北西部リブーリア州の州都市である。テーマは「クリストファー・コロンブス 船と海」。このテーマをさらに 1過去 コロンブスから現在に至るまでの船と海の歴史、2現在 環境、社会、経済、文化の面から今日の航海と海を考察、3未来 航海技術の発展とバランスのとれた海洋資源利用、環境保護などを含めて、これからの人類が海とどのようにかかわっていくかを、地球規模で考えようというものである。参加49国、5国機関がそれぞれその特色を生かしたオリジナリティあふれる展示を展開しつつ、3つのサブテーマに沿っての演出をした。会場はジェノバ市中心の旧港地区で、会場入口は保税倉庫付近中心にアーチを描くように置かれ、入口正面付近のエンブリアコ埠頭にお祭り広場を設けた。広場は三方海に囲まれており、テントによって雨と陽射しを避けるようになっていた。会場の中央に船のクレーンをイメージさせる「ビゴ」は博覧会のモニュメントになっていた設計者はこの博覧会の会場計画も担当したジェノバ生まれのレゾン・ピアノである。彼はパリのポンピドーセンターや関西新空港も設計して有名である。日本は政府のほか7地方自治体が出展し、日本館は船というテーマに合わせて、旧青函連絡船「羊蹄丸」を展示館としたフロ^ティングパビリオンであった。実際の船を使った展示館は珍しいが、船内の3層のフロアを使用し、2階はエントランスとロビー展示室、イベントサロン。1階は展示室、マジカルビジョンシアター、3階はショップと屋外イベントステージとした。また、もうひとつの各国集合館は19世紀末に建てられた4階建ての旧綿花倉庫で、慶長遺欧使節団が乗った「サン・ファン・バウティスター号」の復元模型なども展示した。また、この博覧会では「日本人と日本の真の姿」を紹介することも重要なテーマ。和太鼓、日本舞踊といった日本の伝統芸能が堪能できるイベントステージ、民芸、工芸品を販売するショップなどが、日本への親近感とフレンドシップを醸成させた。乃村工藝社実績「日本館」(社内資料より)

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