NOMURA

博覧会資料COLLECTION

中国新報社40周年記念非常時博覧会

管理コード:1711
開催日程:1933年04月03日(昭和8年)~1933年05月12日(昭和8年)
開催地:岡山県
会場:岡山城天守閣
主催:中国新報社
入場者:0人

この博覧会に関連する資料を見る
【資料件数:0件】

中国新報社が40周年記念として、非常時相を展望しょうと、経済や国防などの資料を集めて開いた博覧会で、国難日本の一大絵巻と言うが、内容は興味本位の一見、きわもの的な出品が多かった。外交資料は、国際連盟参加国、連盟のした事、問題の規約15条、日本は脱退をして孤立するかなど。歴史資料は、非常時国難と国史、神代より現在に至る、3000年にわたる国難の絵巻など。経済資料は、非常時の財政、物価、株価など。国防・事変資料は、爆弾、軍刀、青龍刀、銃器、大砲、排日ポスターまで。犠牲資料は、犬養木堂遺品の単衣、爆弾三勇士の写真など。維新資料は、長州征伐で幕軍分捕りの刀、徳川慶喜、三条実美、大久保利通などや、勤王志士たちの写真などのほか、国民精神資料、社会資料、満州建国資料も展示された。また、一般的資料や展示出品としては、豊太閤朝鮮出兵の遺品、勝敗を占った古銭、将兵が使用した酒樽、巨大な陣太鼓など。赤穂義子47名の連判状、片岡源五右衛門の早打状、大石蔵之助の暇乞い状。京都大学解剖学部教室出品の、世間を騒がせた高お伝の入れ墨の皮膚(お伝のナメシ皮)や、上州・国定忠治の遺品として、大前田英五郎と交換した煙草入れや、常用していた雨合羽、さては加賀の住人・小松五郎が魂を打ち込んだ業物。浜口雄幸遭難時着用の洋服、外套、弾痕生々しいチョッキなど、日支事変の人柱となった戦没者の英姿が祀られ、軍刀、遺品、遺影、双眼鏡、手拭、日記帳、手紙、千人縫など勇士の残した数々が展示された。この博覧会は時局の大きな教訓と救国運動へ貢献したというが、果たしてどうだったのか。

検索結果一覧へ戻る

博覧会検索

博覧会資料検索

資料の閲覧・貸し出しを受け付けています。(事前予約制/平日のみ)
貸し出し依頼は、博物館等の公共機関のみに限ってお受けしています。
閲覧・貸し出しをご希望の場合は事前に以下まで連絡をお願いします。

株式会社乃村工藝社 情報資料室
TEL 06-6649-3331 FAX 06-6649-3335
<資料閲覧場所>
大阪市浪速区難波中2丁目10番70号 パークスタワー19階
株式会社乃村工藝社 大阪事業所

博覧会資料に関するお問い合わせ

公開している資料の年代は明治から平成に至る広範なものです。博覧会の主催団体の解散もあり著作権の確認が行えないものが大多数です。著作権の所有に関してご一報いただければ幸いです。

博覧会・博覧会資料検索に戻る