第10回全国菓子大博覧会

管理コード：1708
開催日程：1935年03月12日（昭和10年）～1935年05月25日（昭和10年）
開催地：宮城県
会場：仙台市商工奨励館
主催：宮城県菓子業界団体
入場者：0人

【資料件数：1件】

明治44年に東京赤坂三会堂で第1回として産声を挙げた帝国菓子飴大品評会は、翌45年に第2回、大正3年に第3回と約2潤ｵ3年ごとに開き、昭和8年の第9回を経て、この第10回に飴の字を取り、菓子大博覧会と名義変更した。品評会から博覧会へ生まれ変わったのである。出品物はオープン・スタートの3月11日になっても未着や会場設営が間に合わず、開会式は3月11日に仙台市役所集会室で済ましていたが、会期を1日ずらして12日に開会した。ときあたかも、美濃部達吉が天皇機関説を唱え不敬罪で告発されたりするなか、時局は風雲急を告げ、軍事色が一段と濃厚になった時である。また、この4月から青葉城下で藩祖伊達公300年記念の宮城県産業博覧会も開かれていて、暗いなかにも全市が博覧会気分が溢れていた。

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