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筑摩県博覧会(松本博覧会)

筑摩県博覧会(松本博覧会)

管理コード:1686
開催日程:1873年11月10日(明治6年)~1873年12月24日(明治6年)
開催地:長野県
会場:松本城
主催:松本博覧会社
入場者:0人

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【資料件数:5件】

当時の松本は筑摩県の県都で、信州初の博覧会であった。会場となった城は天正年間小松原氏が建て、城主はしばしば変わったが、のち廃城となって筑摩県の管理することとなり、町は開化とともに賑わいを見せた。しかし、山国の一僻村のため世人にアピールする手段として、有志が会社をつくって博覧会を開いたのである。博覧会の趣旨は「古今の沿革各国の風俗を一目の下に集め、彼の俊是の鈍を双べ、相教え、相学び、工夫智力を交易為するが如き法にて、我、安政元年英吉利の首都倫敦に始めて是を倣し、次で2年仏蘭西の首都巴里に開きしより世に行いてより盛んに至り、既に本朝にも東京早く此会を開けり、因りて是に倣い、本年十一月十日、旧本城天守宝閣中に開筵し、猶来陽は再会を大いにし、続いて常備の博覧会を為し、永く諸人の文明を導き、開化の階梯と為すとなるべし、但し、今年は東京府博物館を始め諸君より出品を願い、来陽は西京の出品を乞い、月を追い年を傘ね諸国の名産奇品を集め、往々へ世界万国に及ぼし、盛大の博覧会常備と為さんと大方の諸君子茲に補を垂れ給ん事を希う」と書かれていて、常設の会場をつくって来年も博覧会を開きたいと明治口調で語っている。注・明治維新の後、初めて松本県を置かれ、明治5年に至り松本県を廃し、長野県へ合併す。「風俗画報」第17号(明治23年5月1日)

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