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大田世界博覧会(テジョンEXPO93)

大田世界博覧会(テジョンEXPO93)

管理コード:1634
開催日程:1993年08月07日(平成5年)~1993年11月07日(平成5年)
開催地:海外
会場:韓国大田直轄市 大徳研究団地
主催:
入場者:0人

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【資料件数:71件】

韓国は1893年シカゴ万国博覧会に初参加以来100年、EXPO70以降は単独館で参加を続けてきた努力もあってか、国際博覧会条約(BIE)の特別博として承認を得、開発途上国で初の国際博覧会を開いた。テーマは「新しい跳躍への道」で海外108カ国、33国際機関が参加した。会場は大韓民国・大田直轄市で、総面積は90ヘクタール、国際展示区域と常設展示区域50ヘクタール、その値の施設区域40ヘクタールに分けられた。展示区域には国際展示区域があり、政府館、国際館、市・道地方館、国際企業臨時独立館、中小企業館、中小企業共同館と6つのパビリオンがあった。常設展示区域には、政府館、情報通信館、宇宙航空館、電子コンピュータ館、電気エネルギー館、イマジネーション館などや、韓国らしく人参生命館というのもあり、15のパビリオンが建ち並んだ。韓国の政府館はテーマを展開する空間で、未来を開く筋道として、花道、錦道(シルクロード)、近道、崖道、親道、虹道という7つの構成で、韓民族固有の哲学に根ざした香りを表現した。資源施設区域にはエンターテイメント施設や駐車場がつくられた。外国館のエリアはテントを主材とする統一の仮設建築で、外壁のデザインが出展国の決め手となる。外国の人気館は、アメリカ、ロシアを筆頭に、イギリス、フランス、カナダ、ドイツ、スペイン、オーストラリア、スロバキア、などの諸国で、日本、中華民国、サウジアラビア、アジアや中東、アフリカ、南太平洋などの共同館は、民族色豊かな展示や演出で人気があった。会場計画は跡地利用を前提として描かれ、中央に高さ93メートルのステンレス製でピカピカのシンボルタワー「ハンビッタップ」を襲え建たせ、二十一世紀に向かって跳躍する科学韓国の国民的要望を象徴する。常設展示区域を中心とする地域をサイエンスパークとし、国際展示区域を中心とした区域は貿易、産業、科学技術分野の施設を設営する、とした。会場の夜を照らす造形物やイベントなどが夜間観覧客の注目を浴びる。甲川の「水上映像ショー」、ハンビッ塔の「韓国の光と音」、大公演場の「有名タレント・リサイタル」などが夜の一番の人気であった。入場者は当初予想の40パーセントを上回る1400万人となり、奇跡的な経済発展を遂げた韓国が、その成果を国内外にアピールし、先進国入りを目指して努力する姿が見えるこの博覧会は、韓国の国力や国の水準までも表現し、将来像も予知される博覧会となった。乃村工藝社実績「日本館」(社内資料より)

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