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セビリア万国博覧会

セビリア万国博覧会

管理コード:1632
開催日程:1992年04月20日(平成4年)~1992年10月12日(平成4年)
開催地:海外
会場:セビリア市北東端カルトゥハ島
主催:
入場者:41,800,000人

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【資料件数:187件】

1770年の日本万国博覧会以来22年ぶりの、BIEによる本格的な一般万国博覧会である。テーマは「発見の時代」で、15世紀から現代、そして未来に至るまでの、人類のいとなみのあらゆる分野における発見を考えるというのが趣旨である。会場は、アンダルシアの州都・セビリア市の都心のすぐ脇、グアダルキビル川に浮かぶカルトウハ島。ここはこの川の治水対策上つくった人工の中州で、高名は同地にある15世紀のカルト派修道院、マリア・デラス・クエバスに由来する。島の面積は538ヘクタールあり、そのうち215ヘクタールが会場となった。そこに110カ国、国際機関23、国際企業30、スペイン自治州17が参加して、国別で63、テーマ館5、企業6、国際機関4、スペイン地方自治州17と95ものパビリオンが立ち並んだ。テーマ館は「15世紀のパビリオン」「発見のパビリオン」「航海のパビリオン」「現在と未来のパビリオン」の4つと、会場から北のスペイン湖入り口まで2キロメートルにわたる「発見の道」に沿って並らぴ、かなり忠実で真面目な展示で表現されていた。日本館は安藤忠雄の設計"生なりの文化"を表現した白木の木造建築。この簡素にして素材そのものの美を生かした建物は、間口60メートル奥行40メートル、高さ25メートルの世界最大級の木造建築であった。入り口の前には、日本人303体(日本の総人口の約40万分の1)の等身大の写真による人型や、現在の日本を解説するキーとなる展示内容も注目を集めた。建物の内部へは11メートルの太鼓橋を渡って最上階まであがる。此岸から彼岸へさし渡された橋を象徴するファンタジックなフォルムは、現実から虚構の世界への、また東洋から西洋の架け橋を意味する。この太鼓橋を渡ってエスカレーターで昇る両壁に直径1メートルの名画陶板があり、ここでスペインと日本の同時代を確認する。第一室 日本の伝統、第二室 外来文化の吸収と日本、第三室 コロンブスの時代、第四室 型の文化の成立、第五室 新たな時代を迎えて、のテーマ展示、なかでも第三室では織田信長の安土城天守閣の原寸大の復元で、専門の学者の考証で、すべて忠実に再現された。日本館最も人気のあるパビリオンとして高い評価をうけた。「灼熱のアンダルシア」といわれ、昼間の暑さを避けるため、午後8時から翌朝4時までの夜間開場。お目当ての「パレンケ」と呼ばれるお祭り広場で毎夜ひらかれるコンサートやイベントは、オペラ、クラシック、シアター、ナショナルデー、民俗芸能などジャンルを問わず、スペイン内外の一流アーチストが熱演するのを見るために集まる。日本のように入場者数に目の色を変えるようなお国柄でないが、総入場者4200万人と予想を上回った。乃村工藝社実績「日本館」(社内資料より)

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