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第1回京都博覧会

第1回京都博覧会

管理コード:1581
開催日程:1872年03月10日(明治5年)~1872年05月30日(明治5年)
開催地:京都府
会場:西本願寺・知恩院・建仁寺
主催:京都博覧会社
入場者:36,404人

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【資料件数:6件】

明治4年の創設は予期以上の成績を収めたので更に同志を糾合して、常設団体として京都博覧会社と命名した。京都府もこれを時勢にかなうものと認め、御用掛として府の吏員を派し、保護と便宜を与えた。出品勧誘も府が布達して収集し、許されていなかった外国人の京都入りも許可された。会場も前回は西本願寺だけであったが、それに加えて建仁寺と知恩院の3会場とした。出品物も増加して会場も拡大したが、内容はあまり前回と変わりなかった。しかし、博覧会は異常な成功を収め、明治天皇も臨幸され、会期も30日延長された。また、外国人の入京を意識したこともあるが、博覧会を一層盛り上げるために”付博覧”というイベントを計画した。それは当時京都府参事であつた槙村正直の発想で、祇園の楼主たちを口説いて実現するのであるが、楼主たちも祇園の発展策として「万亭」(いちりき)の杉浦治郎右衛門が首脳となり、歌舞教師片山春子らをして新曲の節譜(ふしづけ)をつくり、祇園新地新橋松の屋を舞台に開かれ、連日、押すな押すなの盛況であった。この都踊りは翌6年には歌舞練場を設け、春の京都名物として今日まで続いているのである。

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