東京山下門内博物館博覧会

管理コード：1561
開催日程：1873年04月15日（明治6年）～1873年07月31日（明治6年）
開催地：東京都
会場：東京山下門内博物館
主催：内務省博覧会事務局
入場者：0人

【資料件数：0件】

明治政府は明治6年、殖産興業の面から湯島の文部省博物館を吸収合併をして、新しく設けた山下門内の博覧会事務局という名の博物館に移した。ここには日本ばかりでなく舶来品も陳列されていた。やがてこの博物館は内務省の管理下になって、地名から山下町博物館とか内山下町博物館などと呼ばれていた。合併によるこの2つの博物館の収蔵品と、ウィーン万国博覧会に出品した残余の品物を合わせ、一般からの出品も加えて展観したのがこの博覧会である。会場へ入るには、門前で番人から入場の切手を買い鋏を入れてもらい、館内では入り口で下足番から番号入りの木札を受け取り、草履に履き替えた上で見学が許されるという面倒なものであった。しかし、物珍しさもあって観客には評判を呼び、会期を2回延期して7月まで開催した。

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