第2回京都博覧会

管理コード：1559
開催日程：1873年03月13日（明治6年）～1873年06月10日（明治6年）
開催地：京都府
会場：京都御所 仙洞御所
主催：京都博覧会社
入場者：43,457人

【資料件数：6件】

過去2回、会場は寺院を使ったが、当時の京都では一時に数百人を収容する会場はなかったので、御所の使用を願い出て、大宮御所と仙洞旧院の使用が許可された。これは維新の最大犠牲者は京都であると明治天皇のご配慮があったとされる。会場の第1場の内侍所跡に御物や珍宝に関する冠服、楽器、書簡など文具、刀剣、武器など。第2場の花御殿跡に織物、衣服、糸類、生魚、骨角甲牙、木紙など。第3場の対馬場跡に玉石鉱物、陶銅漆器、書画、飲食物器、日用品百般が展示され、第4場の御馬場跡には植物会、調馬。第5場の仙洞御庭には禽獣会が開かれた。出品人1.512人で、出品数は2.563点であった。附博覧としては日の御門前雅楽局で期間中雅楽を催し、外部では都踊り、角力、演劇、能楽などが興行された。聖域とされる御所の開放は、観客にとっては千載一遇のチャンスであったので、遠近や老幼を問わず雲集し、多いときは1日1万人を越え、入場者43.457人となった。

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