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第1回奈良博覧会

管理コード:1549
開催日程:1875年04月01日(明治8年)~1875年06月19日(明治8年)
開催地:奈良県
会場:東大寺大仏殿
主催:奈良博覧会社
入場者:0人

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明治7年(1874)8月、時の奈良県権令藤井千尋の勧めで、鳥居武平・植村久道・橋井善二郎ら奈良町の有力者は奈良博覧会社(社長、植村久道)を設立し、東大寺龍松院に本社をおいた。この会社は、社員数70人、資本金3,500円の半官半民団体で、博覧会開催に向けて準備が進められた。明治8年(1875)4月1日から80日間、東大寺大仏殿と廻廊を会場に第1次奈良博覧会が開かれ、法隆寺や東大寺など各社寺の宝物類、旧家や好事家の所蔵品のほか、商工業製品、名産品などを陳列した。しかもこの博覧会に約220件にのぼる正倉院宝物が出陳されたこともあって、第1次奈良博覧会は、観客数が17万人を超えるなど盛況であった。この博覧会は、地元奈良の活性化を図りたいという県と有力町民の意向が一致したのと、文部大丞町田久成らの奈良に博物館を建設する布石にしたいという思惑が一致した結果であった。この博覧会は明治23年(1890)まで続けられ、明治維新後の廃仏毀釈によって荒廃・散逸の恐れのあった多くの文化財は、この博覧会によって人々に貴重な遺産として認識されるようになった。[以上、奈良県ホームページ・奈良国立博物館ホームページより転載]「奈良博覧会物品目録」によると「文部省/官許/明治八年五月三十一日/会場陳列ノ物品ハ大半正倉院宝庫/天武天皇ヨリ 孝謙天皇ニ至七朝/ノ御物ニシテ何レモ一千十余年ノ/物タリ加之法隆寺所蔵ノ聖徳太子/ノ御物ヲ以テスレハ実ニ我朝古昔物品製造ノ広大ナルヲ徴スルニ/余リアルモノナレハ一々之ヲ図ニシ/普ネク宇内人ニ示シ以テ我朝千有余年人知既ニ開ケ製物若此ニ/巧妙ナルヲ知ラシメント欲シ頃ロ/専ラ之ヲ模写スト謂トモ品類ノ夥シ/キ速ニ其工ヲ卒ヘ難ケレハ看官頻/二遺憾ヲ訴ルヲ以テ更二又之ヲ録/セリ其御物絵入目録ノ如キハ他日/之ヲ鐫シテ示スヘシ」とあり、ほかにも「要務録」などが保存されている。会期80日間

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