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パリ万国博覧会

パリ万国博覧会

管理コード:1530
開催日程:1878年05月20日(明治11年)~1878年11月10日(明治11年)
開催地:海外
会場:シャン・ド・マルス庭園
主催:政府・民間(日本参加)
入場者:16,032,725人

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【資料件数:3件】

普仏戦争でドイツに破れ第三共和政となった政府は、ナポレオン三世の意志を受け継いで、新生フランスが国際社会をリードする地位にあることを諸外国に認識させたいと開いた3回目の万国博覧会である。パリの西北セーヌ河を挟み、南岸のシャン・ド・マルスと、北岸トロカデロを会場に、日本をはじめイギリス、イタリア、スイス、ベルギー、オーストラリア、アメリカその他35カ国が参加した。博覧会本館は長さ760メートル、幅350メートル、中央は美術館をとし、西端に農業館、機械館を建てた。トロカデロにも円形の本館を建て、その左右にそれぞれ250メートルあるカーブした歩廊を設けけて、歴史的記念物を展示した。このトロカデロの本館は博物館としての永久建築である。また大きな水族館も人気を集めた。日本陳列場はシャン・ド・マルスの面積が1989平方メートルを使い、建物は表門をケヤキ材でつくり、門の左右には陶製の噴水器を置き、左右の壁に東京の地図をかけ、中央入口には「JAPON」と彫り込んだ額を掲げた。トロカデロの日本出展区は狭かったが、日本風の門構えで、門柱に竹、梅を刻み、両扉と小扉に蘭、竹、草花を彫り、中心には四つ目黒檀を嵌め、また枝折り戸の小門内に、小さいながらも茶室を建て品物も展示し、茶菓の接待もした。このトロカデロには3軒、シャン・ド・マルスに1軒の売店を開いた。このパリ万国博覧会には、政府は特に出品物に入念であった。しかし、はじめは売れ行きはかんばしくなかったが、徐々に売れ行きが好調になり、漆器、陶磁器、七宝などは売り尽くしてしまった。こうして、いわゆる「ジャポニズム」といわれる新しいデザインが、この博覧会によってヨーロッパに流行するのである。入場者数16000万人●「エジソンの初期蓄音器、馬車用ゴム、タイヤ、自動車、500人乗り係留

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