愛知県博覧会
明治11年4月、愛知県の提唱により県下の財界有力者が賛同して、内務省に博物場設置の申請をした。博物場を設け県内産業の参考品を収集し公開することにより、県内の産業振興を図ることにあった。民間からの寄付金に県費を加えて、明治11年6月には総見寺境内に敷地を購入、建物は7月に着工して9月に竣工するという早さであった。敷地は13.000平方メートル、建物は全7館、総面積1.200平方メートルであった。この開館を記念して博覧会を開き、県内の物産などを陳列公開し、販売も行ったのである。出品は造幣局や諸省寮局からの参考品や、機械館や動物館などもつくられ、園内には林や池を設け、茶席も点在させた。
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