第10回京都博覧会

管理コード：1495
開催日程：1881年03月01日（明治14年）～1881年06月08日（明治14年）
開催地：京都府
会場：御苑
主催：京都博覧会社
入場者：188,584人

【資料件数：1件】

主催の京都博覧会社は明治天皇が産業奨励の叡慮と、とくに都が東京に遷り京都が衰退をしたので、御所を貸し下げて拝借してきたが、京都御所保存の議決もあり、博覧会社は京都府に陳情し、博覧会場を新築することとなった。場所は御苑内堺町東側の33.000平方メートルで、お雇い外人ワグネルに依頼して、欧米の博物館や博覧会場を参考に、建築方法を案出させた。建設工事予算68.500円をもって、明治13年11月24日上棟式、翌14年1月28日に本館落成、さらに周囲の環境を整備して完成したのが明治14年3月であった。これをもって京都博覧会は、常設の博覧会が開けることになり、苑内博覧会時代に入るのである。この京都博覧会に刺激をうけて、全国の都市で博覧会が開催されたが、博覧会場として専用の建物が完成したのは、日本では始めてであった。開会式の3月1日は新装の会場中堂で行われた。出品物は第1区から第4区までに分けて陳列され、出品人は全国3府14県から1.885人が、出品点数も484.075点が出品された。

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