第3回内国勧業博覧会

管理コード：1442
開催日程：1890年04月01日（明治23年）～1890年07月31日（明治23年）
開催地：東京都
会場：上野公園(博物館/竹の台)
主催：政府
入場者：1,023,693人

【資料件数：28件】

第1回内国勧業博覧会を開設するに際し、内国勧業博覧会は以後5年ごとに開催するとしていて、これからすると第3回は明治18年に当たるのであるが、政府は22年に延期した。しかし、翌23年は紀元2、550年の佳辰に当たるため、亜細亜大博覧会(会期：4/10～9/30)として海外からの誘致も計画したが、結果はこれも見合わせることになり、明治23年開催ということになった。従来通り上野公園約13万2000平方メートルを会場に、万国旗と提灯という和洋を交えた飾り付けが行われ、建物も和洋折衷になった。そんななか、明治天皇が3月26日臨幸され開会式が挙行された。陳列館は本館、美術館、農林館、動物館、水産館、機械館、参考館の7館。出品人77、432人、出品点数167、016点、前2回になかった金色の皿や、コーヒー茶碗など文明開化的なものも出品され、婦人と子供のマネキン人形も陳列された。またアメリカから輸入のスプレーグ式電車2両が、会場内を数百メートル運転され大評判になった。今回は特に外人招致をしたため246人が来観し、入場者総数1.023、693人となり、遂に100万人を突破した。

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