博覧会資料COLLECTION

シカゴ万国博覧会

シカゴ万国博覧会

管理コード:1439
開催日程:1893年05月01日(明治26年)~1893年10月30日(明治26年)
開催地:海外
会場:シカゴ・ジャクソン公園(アメリカ)
主催:
会場:21,482,000人内

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【資料件数:13件】

19世紀にアメリカで開かれて有名なのはこの博覧会である。コロンブスのアメリカ発見400年を記念する万国博覧会で、当時、未開地であったミシガン湖畔のジャクソン公園付近を3年がかりで造成し、会場敷地として67万余坪を当て、17万5000余坪の展示館を建設。湖畔にひとつの新しい都市をつくりあげた。海外46カ国の参加をうけたこの人工都市は、グレコ・ローマン風の方法による建物が並び、白一色に統一され、「ホワイト・シティ」と呼ばれた。建設された多くの館のうちで中心になったのは工芸館と美術館、それに機械館であった。工芸館は6万7000坪、30万人収容の鉄製の大空間であった。美術館は永久施設として建設され、機械館では各機関が唸りをあげて運転をしていた。またこの時、会場とシカゴの中心部を結んで初めて高架電車が登場した。ここでは2万4000馬力の電力が利用され、9万の白熱灯と5000のアーク灯による照明もおこなわれ、まだアメリカでは一般化していなかった電気がこれによって、いよいよ電氣の時代が来たということを実感させた。この博覧会に対する日本政府の参加は積極的で、輸出産業をもって国家経済を中心とする目的で、貿易見本市的な視覚として日本品の海外宣伝に絶好のチャンスとした。これまでも日本建築や庭園は話題になり、観客の注目を集めてきたが、このときの鳳凰殿は設計を担当した久留正道の名とともに多くの人に知られた。これを以て万国博三会史上「日本館」と呼べるものに到達したといえる。鳳凰殿は宇治の平等院・鳳凰堂を模した外観で、三棟の建築からなっていて東を正面とする中央の堂は江戸時代の書院造り、向かって右の北棟は平安時代の御所を手本にした。左の南東は室町時代を示すもので、内部は銀閣を模しており、そのなかにそれぞれの時代の特徴を示す工芸品を展示した。建物の周囲はすべて日本庭園とし、日本建築の枠を集めてつくられた。鳳凰殿のほかに本格的な喫茶店もつくり、茶席を設けて抹茶席、煎茶席、普通茶を出した。茶席は日本趣味の工芸品などで飾り、店の者は和服姿で応対したので、連日多くの来客が押し寄せた。鳳凰殿は博覧会終了後、シカゴに寄贈して残されたが、フランク・ロイド・ライトはこの鳳凰殿を通じて日本建築の良さを知り、深い影響をうけたといわれている。このほか変わったことではアメリカの要望で、日本女性の生活がはじめて紹介されたことである。日本の名流婦人を集めた「日本婦人」という英文書を編集して、アメリカの女性団体に配布し、さらに日本陳列区に女性室をつくり、それに関する歴史的工芸品も展示した。会期中2048万2000人の入場者をみたが、このとき、不運なことにアメリカが経済恐慌にみまわれ、これを反映して博雅会そのものは不成功の域を出なかった。ウエスチングハウス杜製24000馬力エンジンが会場内に電力を供給、40人乗り空中観覧車、電気鍋、電気レンジ・ボイラーなどセットした電化台所が出品された。

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