巡航博覧会

管理コード：1397
開催日程：1906年09月10日（明治39年）～1906年11月（明治39年）
開催地：国内各地
会場：ロゼッタ丸(巡航)
主催：報知新聞社
入場者：0人

【資料件数：6件】

船舶に出品物を積載して展示し、全国各港に停泊、展示品を即売した一種の移動博覧会で、巡回汽船博覧会とも言った。東京、伊豆、大阪、神戸、高松、徳島、宇品、門司、長崎、鹿児島と巡航した。これに使われたロセッタ丸という船は、イギリスで建造された旅客船で、のち日本に買われて横浜潤ｵ香港航路に短期間就航した。その後、日露戦争で病院船になったと言われる。戦争が終わると捕獲船として某新聞社にチャーターされ、巡航船になったり、洋上ホテルになったり、輸送船になったりして転々、その後の行方は謎となっている。博覧会ではないが、似たものに巡航日本産業見本市船があり、時代が遥かに下がった昭和31年東南アジアを皮切りに、33年中南米、35年豪州、ニュージーランドを周り、37年から新造船「さくら丸」が中近東とアフリカの12箇国を巡った例がある。

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