第7回全国製産品博覧会
日露戦後の好景気は明治42年の中頃から一転して大反動を起こし、東京に日糖事件、大阪に藤本ビルブローカー銀行の整理、京都に日本製布の不渡りなどが相次ぎ、事業熱が完全に睡眠状態になって、800円の株が100円という始末。一代の大成金がひとたまりもなく潰れた。この年に入り幾分回復の兆しを見せ始めたが、出品の申し込みも極端に少なくなった。参考品は例年通り農商務省商品陳列所の出品があったものの少なく、この回は特に日本郵船と大阪商船から最新式模型船3隻が出品され、観客の注目を集めた。出品人4.960人、出品点数186.974点。
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