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博覧会資料COLLECTION

南京博覧会

管理コード:1365
開催日程:1910年05月05日(明治43年)~1910年10月28日(明治43年)
開催地:支那(戦前)
会場:南京
主催:南洋勧業会
入場者:0人

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南京の発展と南洋貿易の拡大を目的として開催された。時は清朝末期の混乱期であり、開会当日に南京新軍の反乱が起こるとの風評が広がり、諸外国の南京停泊砲艦に不測の事態への備えを依頼し、八千人の兵士をもって防衛する不穏な空気のなかでの開会であった。官民合同事業であったが、予算50万元に対して規模が大きく、開催前から赤字を危惧されていたが、董事会、南洋華僑から31万元の出資を募り開会にこぎつけた。また、開会当日にも全館の開館ができず9館のみでの開会であり、29館全てが開館されたのは二ヶ月後であった。入場者を集めるために汽船汽車の割引、宿料の割引等を行ったが、効果がなく、入場料を当初の3角から2角、更に1角とし、5分に改めても来場者は伸びず、予定されていた50万人の半分にも満たない結果に終わった。予算外の出費に10万元を費やし、出展産品の販売は振るわず、入場料収入は5万元に止まり、出資者への資金返還も儘ならない状態に陥ったが、会場土地・建物を10年間の租税免除の優遇措置を付け、南洋華僑に売却することで急場を乗り切った。翌年、辛亥革命が起こり南京に臨時政府が成立、清朝はその翌年に崩壊する。[南京博覧会各省出品調査書・国立国会図書館蔵より要約]

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