全国美術工芸博覧会
管理コード:1327
開催日程:1914年04月01日(大正3年)~1914年05月31日(大正3年)
開催地:京都府
会場:岡崎公園勧業館
主催:京都博覧協会・京都美術協会
入場者:100,069人
日本で初めての博覧会を開設した京都博覧会は、組織も変え、会場も変えながら、毎年、博覧会を開きその歴史を綴ってきたが、このときより常設会場を京都博覧会館より、京都勧業館へと、また新しい時代へと入っていった。そして日本の経済的地位は伸張し、最早、小規模な博覧会の濫催は産業奨励の対象ではなくなってきて、観客も不感症となりつつあった。しかし、心ある人々は博覧会の必要性を感じ将来に期していた。京都博覧協会も、今までの博覧会館が取り払われたので、勧業館を会場とすることとなったのである。今回は京都美術協会と共催のもとに、記念として全国美術工芸博覧会を開設した。京都美術協会とは従来から役員会員の共通するものが多く、これからも両協会合同主催の博覧会開催を恒例とすることになった。大正3年は昭憲皇太后の崩御で、国民一般に活気を失い出品人、出品物ともに激減した。余興も手踊り、曲芸、花火大会などで盛り上げようとしたが、民心も萎縮して意気があがらなかった。
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