大阪市電気軌道開業満20年交通博覧会
管理コード:1213
開催日程:1923年10月20日(大正12年)~1923年11月30日(大正12年)
開催地:大阪府
会場:天王寺公園 勧業館 大阪市民博物館 旧住友邸(慶沢園)
主催:大阪市
入場者:358,070人
大阪市電が花園橋から築港埠頭まで開通して20年、その記念事業として開かれた博覧会である。わが国交通の歴史を、事例をあげて解説し、交通知識の普及に役立てると同時に、欧米の交通事情も紹介した。会場には大阪市電はもちろん、阪急、阪神、南海、大軌、大鉄から出品の車両模型などや、大阪の交通大模型も展示し、交通関係製造各社から、交通機器や部品などの製品が出品された。また、関連して自動車、自転車、三輪車まで出品があり、参考品として明治の人力車や宿札、関札、道中案内記、古地図、昔の旅行用品まで陳列され、館内は交通知識の宝庫であった。
以下、[大阪府立図書館所蔵資料にみる「大阪の博覧会」門上光夫より]大阪市電の開通20周年を記念して開催。大阪市電の発達過程を振りかえることを通じて陸上交通の進歩、発展に資するとした。この博覧会に関する報告は、5年後に開催された大礼奉祝交通電気博覧会の「報告書」の付録に記載されている。
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