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大大阪記念博覧会

大大阪記念博覧会

管理コード:1189
開催日程:1925年03月15日(大正14年)~1925年04月30日(大正14年)
開催地:大阪府
会場:天王寺公園・大阪城
主催:大阪毎日新聞社
入場者:1,888,468人

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【資料件数:42件】

大阪市が大正14年4月、第2次市域拡張を実施、周辺の東成郡(鶴橋町、生野村、天王寺村、住吉村など)と西成郡(今宮町、中津町、豊里村、伝法町など)と、44町村を併合、南は大和川から北は新淀川を越えて兵庫県境まで拡大、人口はそれまてでの139万人から一挙に211万人と増加、人口199万人の東京市を抜き、大阪市は日本最大の都市となった。これを祝福すると同時に、大阪毎日新聞社が1万5千部発行達成を記念して開催した博覧会である。第1会場を天王寺公園に、第2会場を大阪城とし、大阪市民博物館を参考館として充てた。天王寺公園には本館、機械館、専売館、パノラマ館などと、大陸館、台湾館、朝鮮館などの植民地パビリオンが建ち並んだ。会場建築も印度のアグラ・タジマハールの東洋文化を徴するサラセン式が採用された。本館には「水の大阪」「文化の大阪」「工業の大阪」「商業の大阪」「交通の大阪」「劇と音楽の大阪」など、「27大阪」というテーマをつくり画期的な展示方式を採った。例えば「服飾の大阪」では三越、高島屋、十合、大丸、松坂屋、白木屋の在阪6大百貨店が連合出品して、庭園とベランダを演出した近代空間に、意匠を凝らした等身大人形の陳列で人目を惹く構成を施した。第2会場の大阪城には、天守台跡に「豊公館」を建て、大阪夏冬の役、征韓の役や豊公遺臣の資料などを展示した。また市民博物館には赤松鱗作の大油絵による「大大阪俯瞰図」を掲げ、大大阪を形成すべき参考資料を展示した。

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