国産振興博覧会

管理コード：1178
開催日程：1926年08月01日（大正15年）～1926年08月30日（大正15年）
開催地：北海道
会場：札幌中島公園・北海道商品陳列所
主催：北海タイムス社
入場者：513,051人

【資料件数：11件】

北海道商品陳列所欧州大戦後の反動で不況となり、更に関東大震災によってこ蒙った被害も癒えないでいる状態であった。そこで国内産業を振興し、海外貿易を増進させることが最大の緊急時となっていた。このときに当たり北海タイムス社が、創立25年の記念を祝賀事業のひとつとして、また、北海道の第二期拓殖計画策定の時期に合わして、本道の実状を紹介して開拓のキッカケとしょうと、北海道の各種生産物を網羅して開催した。第1会場の中島公園中央花園正面に白亜で洋風の第一府県館が建ち、3府6県と台湾、樺太両殖民地が出展。拓殖館、農業館、機械館、畜産館、歴史館が並び、歴史館では石器時代からアイヌ人の生活、さては三県時代、北海道庁時代への成長過程を見る展示をしたほか、函館館、旭川上川館、九州館、宮城館、新潟館などが特設館を建てた。演芸館ではアイヌの口伝に残る源九郎義経とアイヌ酋長の娘メノコ(姫)とのロマンスを扱った戯曲、蝦夷情話「恋のお神威」が上演され、絶賛を浴びた。

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