新日本殖産博覧会
明治維新以後60年を経て、日本は最列強国の仲間入りを果たしてきたが、年々増殖する人口問題の解決をひかえ、これに対応する植民地の気候、風俗、人情、生産の状況調査、また、植民地における開墾、干拓。林業、更に工業生産、農業の前途に対する救援の対策など、すべての面で啓蒙が遅れている。そこで現在の植民地における生産業の過程、畜産奨励の実状、電気産業の進歩の現況などを一堂に集めて、産業立国の進展に供するとして開催した。会場には別にホールを建て、名士を招いて産業や人口問題の講演会を開き、また、活動写真館を設け殖産業興業の実況映画を上映。展示出品は国内各府県をはじめ、台湾、朝鮮、満州に樺太、南洋を加え、昭和劈頭における殖産日本の姿を鮮明にした。(実際は12/11まで延長。延長のデータの出典は『万博学Expo-logy』の沓名貴彦「聖地・上野公園にみる博覧会の「分類」と「遷移」」。)
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