耶馬渓博覧会

管理コード:1151
開催日程:1928年07月01日(昭和3年)~1928年08月31日(昭和3年)
開催地:東京都
会場:両国国技館
主催:読売新聞社
入場者:0人
東京・両国国技館は、明治42年、本所両国に東京大相撲協会常設の場として誕生し、大正12の関東大地震の翌年の13年、庶民娯楽の殿堂となった。当時、読売新聞社の正力松太郎が、新聞事業の一環に相撲興行のないときの国技館を使ってイベントを始めたのである。両国国技館の会場前には朱塗りの楼門が建てられ、館内へ入ると氷のトンネルがつくられていて、観客はそれに手を触れながら、酷寒を感じる。そこを通って激流逆巻く犬走りの勝景を眼下に眺め、やがて青の洞門に着く、そこから列車に乗り、車窓に展開する風景を見ながら行くと守貫駅に着く。そこから奇峰が屹立した深耶馬渓に入ることになる。景勝紅葉峪の展望には化学応用でつくった雪が降り、炎暑を忘れさせてくれるという趣向である。このような奇想天外なアイデで、国技館恒例のイベントとして続いていったのである。乃村工藝社実績(社史「70万時間の旅2」より)
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