満蒙軍事博覧会
この博覧会は、当年、大阪で開催されたあとを受けて開催されたもので、日満親善を強調し、満蒙を再認識させ、合わせて満州、上海事変に活躍した皇軍の戦果を顕彰し、軍国思想の普及に資すという目的であった。開会式は、満州国の承認断行の時と同じくしてが行われた。主催の新愛知新聞社は、中日新聞社の前身で、後援は陸海軍両省と、地元の第3師団それに関東軍司令部、名古屋市、南満州鉄道などが名前を連ねた、全くの軍事啓蒙博覧会。第1会場には入り口は支那式の城門を模したデザインで、大パノラマ本館が建ち、近代科学館、子供の国など。第2会場には陸軍館、海軍館、第3師団戦績館、満州産業館、航空館、軍器館、豊公館などが並んだ。娯楽施設もあって、お化け屋敷や海女館など当時流行のイベントや、演芸館もあって人気を呼んだ。乃村工藝社実績・全会場単独施工、第1会場「本館大パノラマ」「子供の国」「近代科学館」、第2会場「陸軍館」「海軍館」「第三師団戦績館」「満洲産業館」「航空館」「特設お化け館」「海女館」など。(社歴・社史「70万時間の旅2」より)
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