全日本国産洋服博覧会
管理コード:1017
開催日程:1933年03月20日(昭和8年)~1933年04月20日(昭和8年)
開催地:大阪府
会場:府立貿易館、大阪城天主閣
主催:大阪洋服商伺業組合
入場者:138,975人
近年、博覧会開催が激増して、この年も数多く博覧会が開かれたが、洋服の専門博覧会というのはいまだ見聞したことはなかった。元治・慶応のころ、日本に洋服業の濫觴をみて以来、60有余年の変遷を経て、その発展してきた経緯を振り返って、これからの業界と社会に資そうとして開催した。”全日本国産洋服博覧会華々しく蓋を開く小春日和に出足賑わい熱狂的歓迎裡に開催”と、賑々しく各新聞が伝える。第1会場の貿易館には本館をはじめ、中央南両館および左右の商品館に、全国各地の洋服屋や、遠くは台湾、樺太からも出品があり、背広、モーニング、合オーバーなどの製品、各種の服地類や、参考品として明治天皇お召しのフロックコート、乗馬ズボン、大正天皇のオーバー、フロックコート、満州国政府出品の洋服類、故・後藤伯のボーイスカウトの制服などを陳列ケースによる小間式展示で出品。第2会場の大阪城天守閣には世界各国の洋服や、明治初年のマンテル(上衣)、ダンブクロ(ズボン)など珍奇なものが初めて展示された。
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