祖国日向産業博覧会

管理コード：1015
開催日程：1933年03月17日（昭和8年）～1933年04月30日（昭和8年）
開催地：宮崎県
会場：大淀川畔
主催：宮崎市、宮崎商工会議所
入場者：232,490人

【資料件数：16件】

大日向は皇祖発祥の霊地で史蹟も多くよく知れられていたが、九州の東海岸に位置して交通の便も悪かった。しかし、日豊本線も開通以来、産業や文化も向上し、新興県として面目を一新した。そして新庁舎も完成したのに次いで、市制10周年を迎えたので、それらを記念しての博覧会開催であった。会場は正門に向かって大淀川沿いに神都電氣出展の電氣館があり、すぐ隣りにデザイン賞を設けて募集した祖国館、そして鹿児島館、宮崎館、機械館、パテント館と一列にならぶ。反対の右手には林産館、恩賜館、朝鮮館、教育参考館、国防館、子供の国、演芸館とこちらも一列にならび、その左右両側の間にメインの本館が建てられた。その間のスペースには噴水塔や花壇などがあり、台湾の特設館も建てられていた。本館裏手が興行地帯として野外劇場、海女館、日光館、発明実験館などが配置された。建物は特設館10館のほか施設物を含め21館がつくられたが、観客の利便性と各館の総合美と、新興都市を表徴するとともに、祖国日向の古典美を出すよう構成された。会期45日間のうち16日を雨と風に見まわれたが、入場者232.490人を集め、大きな被害もなく無事終了した、乃村工藝社実績「大東亜共栄圏巡り」(社歴より)

資料の閲覧・貸し出しを受け付けています。(事前予約制／平日のみ)
貸し出し依頼は、博物館等の公共機関のみに限ってお受けしています。
閲覧・貸し出しをご希望の場合は事前に以下まで連絡をお願いします。

株式会社乃村工藝社 情報資料室
TEL 06-6649-3331　FAX 06-6649-3335
＜資料閲覧場所＞
大阪市浪速区難波中2丁目10番70号 パークスタワー19階
株式会社乃村工藝社 大阪事業所

公開している資料の年代は明治から平成に至る広範なものです。博覧会の主催団体の解散もあり著作権の確認が行えないものが大多数です。著作権の所有に関してご一報いただければ幸いです。