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場づくりマーケティング・コンソーシアムの発足合意について

ニュースリリース
2011.10.06
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乃村工藝社は、2008年より慶應義塾大学SFC研究所とともに「集客施設サービス改善コンソーシアム」として推進してきた「文化・観光施設におけるサービス生産性向上プロジェクト」の成果と実績を踏まえ、これを発展的に改組し、この度、慶應義塾大学SFC研究コンソーシアムにおける研究プロジェクト「場づくりマーケティング・コンソーシアム(研究代表者:玉村雅敏(慶應義塾大学総合政策学部准教授))」発足に合意いたしました。

【設立趣旨】
わたしどもは「場」とはハードウェアだけではなく、多様な当事者が集まり、コミュニケーションが行われる空間であると同時に、価値を生み出すプラットフォームだと捉えています。
こういった場を創ることをマーケティング戦略として取り組むこと(「場づくりマーケティング」)は、これからの企業・組織・地域における経営戦略の1つの重要な切り口となると考えています。企業や商品のブランド価値の向上や、従業員や顧客への企業理念の浸透、顧客の満足度やロイヤリティの向上、企業の社会的責任などを目的とした「場づくり」、まちづくりや地域活性化の推進における、地域の魅力や価値を再認識、共創活動を目的とした「場づくり」、等において「場づくりマーケティング」の観点がより重要になってくると考えられます。
本コンソーシアムでは、こういった「場づくりマーケティング」の観点のもと、自治体や地域団体が地域の魅力を高めるインフラとしての「場」をつくることや、企業が社会貢献や地域活動、生活者とのコミュニケーション活動を行う「場」をつくることに着目をし、大学・企業・文化観光施設等が協働で、その理論構築やモデルの検討、手法やツールの研究開発、先導事例の調査研究、情報発信・普及活動などに取り組みます。

【主な活動内容】
(1)先導事例の調査・研究
「場」に関わるプランニングやツール開発、リサーチ活動などの前提として、世界各地の先導事例から示唆を得ることが重要です。そこで、本コンソーシアムでは、メンバーが有する、空間づくりの「実践の知」と、ビジネス展開する諸企業の「現場の知」、大学における実践と理論に裏付けを持つ「実学の知」を基盤に、先駆的な事例研究に取り組みます。
(2)「場」の見える化を起点としたソリューションツール開発
「場」の見える化を起点としたソリューションツールの研究開発と、協力機関等における試行運用を行い、実際に活用可能なツール提供をめざします。
(3)社会トレンドの創出に向けた情報発信
調査・研究活動を通じて得た知見や研究開発をしたツールについて、様々な媒体や情報誌、論文・書籍、イベントなどを通じて、積極的に社会に発信し、社会トレンドとマーケット形成に取り組みます。

構成メンバー<研究・運営メンバー>
慶應義塾大学SFC研究所
株式会社乃村工藝社
大日本印刷株式会社
株式会社日経リサーチ

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