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奈良市制35周年記念観光産業博覧会

奈良市制35周年記念観光産業博覧会

管理コード:1018
開催日程:1933年03月20日(昭和8年)~1933年05月21日(昭和8年)
開催地:奈良県
会場:奈良公園・大軌東向駅周辺・京終
主催:奈良市観光協会
入場者:353,807人

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【資料件数:22件】

古都奈良は明治6年、東大寺真言院を会場に小規模な博覧会を開き、明治8年に博覧会社を設立、大仏殿とその回廊を利用して開催以来、明治26年まで常設として博覧会を開いた歴史を持っている。しかし、その後は全く博覧会は開かれていなかった。大正時代を経て昭和に入り、久方ぶりこの記念博を開いたのである。第1会場は大軌(現・近鉄)東向駅東北の笹鉾町会場に全国の物産を展示する産業本館のほか、国防館、機械館に混じって、台湾館、阿里山館、朝鮮館、満州館など殖民地のパビリオンが建てられた。楽しい施設として演芸館、海女館、発明館、子供の国などがつくられ、機械館の前には珍しく電気自動車遊技場がつくられ、小型自動車に試乗することができた。第2会場の奈良公園の登大路町会場には、各府県の名勝を紹介する観光館や地元の奈良特設館、金沢市特産館のほか、野外劇場などが設けられた。第3会場の京終駅周辺には、中国風の城門を模した日支事変館と野外演芸場がつくられた。この博覧会のもうひとつの特徴は、時局を反映して満州事変や上海事変の戦利品や、日支事変での戦利品とともに戦死した軍人の遺品を展示するなど、軍事を啓蒙する内容ももっていたことである。

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