みんなの応援が力になる!
歓びと感動の共有を東京で実現させたい <前編>

リオ2016パラリンピックに続き、2度目となるパラリンピック出場に向けた現在の思いを聞きます

アスリート 西崎哲男と乃村工藝社が、公益財団法人日本オリンピック委員会のトップアスリート就職支援制度「アスナビ」を通じて出会って5年。2014年11月の入社から今日までパラパワーリフターとして着々と戦績をあげてきました。

リオ2016パラリンピックに続き、2度目となるパラリンピック出場を目指す西崎哲男。東京2020パラリンピック出場権獲得にはIPC(国際パラリンピック委員会)指定大会に出場し、ランキングを8位以内に上げる必要があります。ランキングを上げるために残されたチャンスは、国外で行われる2大会です。※2020年1月時点

2月1日には、現在の西崎哲男の姿を見られる最後の国内大会が、東京・八王子市で開催されます。大会を目前に控える西崎哲男に現在の思いを聞きます。

リハビリを始めて出会った障害者スポーツ

小学校・中学校時代は野球、高校時代はレスリングに励み、ずっとスポーツをやっていました。社会人になり、2001年21歳のときに交通事故に遭って車椅子になり、ようやく立ち直った2003年に障害者スポーツと出会いました。僕は陸上競技を始め、短・中距離をメインに選手活動を行っていました。自己最高で2006年にはIPC陸上競技世界選手権に400m日本代表として出場しましたが、目標としていた北京2008パラリンピックの出場は叶いませんでした。当時は、日中勤務したあとに競技練習に行くので、毎日帰宅するのは22時過ぎでした。そのころ、待望の子供を授かり、子供の成長を見たいという思いがあり、2011年に陸上競技を引退しました。

東京2020パラリンピック開催が決定 36歳でパラパワーリフティングでの復帰

陸上競技から引退した2年後、2013年9月に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催が決定しました。ニュースを見て「東京2020パラリンピックに出たい!」という気持ちが湧き上がってきたんです。当時、3歳だった子供は、今年8歳になります。自分の子供に父親が活躍しているところを見せ、自慢してもらえるような父親になるために、競技をパワーリフティングに転向し36歳で現役復帰を果たしました。東京2020大会出場を目指すなら、どの競技で挑戦しようかと考えた時、ウェイトトレーニングが好きだったことを思い出しました。高校時代のレスリング、事故後のリハビリ、陸上競技に取組んでいた時も行っていました。目指すなら好きな競技で出場したい。これは「パワーリフティングだ」と決めました。パワーリフティングは、自分が練習すれば練習した分の重さがプラスされて更新できるスポーツです。つまりトレーニングすれば必ず結果として返ってくるんです。積み上げた練習の成果がすぐ出るところが、第一の魅力ですね。

応援が力に変わる。「絶対に結果を出さないとあかん!」

乃村工藝社に所属してから応援してくださる人が一気に増えました。「会社の人がわざわざ休日に応援に来てくれる。これは絶対に結果を出さないとあかん!」一人で競技をやっているつもりだったのが、応援してくださる人びとが力になって結果が更新できるようになりました。応援してくださる皆さんとの一体感が、僕にとって大変な魅力です。

東京2020パラリンピックを目指す国内外の選手が名を連ねるランキングで8位以内にはいること

2019年9月に行われた東京2020テストイベントでは、階級変更を行い男子49kg級で出場しています。結果130kgを記録し、現在、男子49kg級でランキング13位です。東京2020パラリンピック出場内定を得るには、IPC指定大会に出場し、8位以内* に入る必要があります。2月の国内大会の結果は残念ながら影響がありません。
*ただし、同階級に同じ国の選手が複数出ることはできないため、8位以内に同じ国の選手がランクインしていれば、上位の選手が選考される。そのため順位が繰り上がり、他国の9位以下の選手が選考されることもある。

国内大会の目標は、49kg級での日本記録樹立

今回、2大会が近い日程で行われます。2月1日から開催される国内大会の目標は、まだ達成できていない49kg級の日本記録の樹立です。そして、その約10日後に控えるイギリスのマンチェスターでおこなわれる国外大会に向けてピークを整えていきます。そして、今春、ドバイでおこなわれる国外大会(4月16日(木)~4月22日(水))が、出場選考までに残された最後のチャンスとなります。2月のマンチェスター大会でランキングを2つ上げ、続く4月のドバイ大会でさらに1つ上げることを目標にしています。

49kg級で階級変更前の記録を目指す

ランキングを上げるために、昨年の東京2020テストイベントでは49kg級に階級を落とし、この大会では49kg級で日本一になる目標は達成できました。次に達成すべきことは、体重を49kg以下に維持しながらランキングを上げ、54kg級で挙げていた最高記録142kgを成功することです。体重を落とすと筋肉量も脂肪量も減るため、記録も落ちます。それを以前の階級で挙げていた重さまで持っていくことが目標です。体重49kgというのは、僕の身長からすると細すぎるんです。体重を維持しながら筋肉量、脂肪量のバランスを維持することがとても重要です。食事制限はせず、食べる量は変えずに有酸素運動を増やして体重調整をしています。有酸素運動を取り入れたら勝手に痩せるので苦にはなりませんね。

リオで果たせなかった歓びと感動の共有を東京で!

リオデジャネイロ2016パラリンピックに出場したことで、会社の仲間、地元の方々など応援してくださる人が増えました。しかし、リオデジャネイロ2016大会では記録を残せずに終わったことを大変悔しく思っています。本来なら応援してくださる人に記録を残して帰ってくることが、応援に対して唯一返せることなのに、それができなかった。東京2020大会は、必ず出場して記録を残し、自己ベストを更新したい。これまで応援してくださった皆さんに胸を張って記録を報告できるようにしたいと考えています。リオ2016大会でできなかった歓びと感動の共有を、東京2020大会で叶えたいと考えています。今は男子49kg級で東京2020大会出場を目指していますが、次のパリ2024大会は階級を上げて男子54kg級で自分がどこまでできるか挑戦したい。気が早い話ですが、パリ2024大会出場に関しては狙いたいと考えています。

2月1日に東京・八王子市で行われる国内大会は、みなさんに国内で現在の自己の姿を見ていただける最後の大会となります。日本記録達成を目指しベストを尽くします。そしてマンチェスター大会につながる大会にします。応援してくださる人たちに楽しんでいただき、歓んでいただけるような試合にしたいと思います。

皆さんの応援が私の力になります。
ベストに向かうための応援をよろしくお願いします。

西崎哲男が出場予定の男子49kg級は、2月1日(土)に開催を予定しています。(入場無料)

競技開始時間は、大会特設ページをご確認ください

今、共にたつ歓びを。

オリンピック、パラリンピックは届けてくれる。
それは同じ場所で同じ時間を
共に生きている事を確かめあう歓びを。
新しい東京、新しい日本、そして世界へ。
私たちは次の時代を舞台にして
たくさんの人びとと
共にたつ歓びを創っていく。

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