【2015 デザイン賞】　4年で2度目、アジアデザイン賞「大賞」と「金賞」をダブル受賞

香港デザインセンター（HKDC）が主催しアジアで最も影響力のある優れたデザインを表彰する「アジアデザイン賞2015（Design for Asia Awards 2015）」において、乃村工藝社奥田龍一が設計を担当した「世界文化遺産・姫路城大天守保存修理プロジェクト：展示企画設計・サイン設計」 （クライアント：兵庫県姫路市様）が最高賞である大賞（Grand Award）ならびに環境デザイン部門の金賞（Gold Award）をダブル受賞いたしました。2012年の「パレスホテル東京 チャペル」に続き、過去4年で2度目の大賞と金賞をダブル受賞となりました。

 

また、空間づくりを担当させていただいた「大阪国際平和センター」（設計：吉永光秀）ならびに「竹中大工道具館」（設計：満長正明、赤嶺剛央）につきましても当アワードの環境デザイン（文化・公共・展示スペース）部門においてメリット賞に選出されました。

 

世界文化遺産・国宝「姫路城」は2009年秋から約5年間、保存修理工事が行われました。乃村工藝社が担当した展示とサインの設計は2期に分かれ、 第1期は姫路城の姿が描かれている仮囲いで城を覆い、内部に見学スペースを設け工事風景を常時公開するという世界でも稀な展示でした。第2期は2015年 改修終了後、最新技術AR（拡張実現）を解説に導入し、見えないものが見える形のない展示で、当時の様子を再現しています。最新技術の導入により、世界遺 産の新たな扉を開き、時を越える新しいスタイルの観光・展示デザインが生まれました。また、今回のグランドオープン以降の管理・運営業務も当社で受託して おります。

 

今年度のアジアデザイン賞は約800件のエントリーがあり、185作品が選出されました。3の特別賞のほか、18のデザイン分野で選出された10点の大賞と金賞、銀賞、銅賞、メリット賞などの部門賞から構成されています。

 

クライアントの皆様をはじめ、ご協力いただきましたすべての方々にこの場を借りて御礼を申し上げます。

 

今後とも生活者発想を基点とする集客力の高い環境の創造により、常にお客様の課題解決・ご要望に取り組み、最適な空間を、そして歓びと感動を提供し続けてまいります。

 

【アジアデザイン賞とは】

香港デザインセンター（HKDC）が主催する「アジアデザイン賞」は、アジアのみならず世界のデザイナーや企業が高く評価するデザインイベントで す。ビジネスを成功に導き、持続的な社会を形成する重要な要素としての「優れたデザイン」の価値を高めることを目的として、2003年にスタートしまし た。「文化的関心」「持続可能性」「伝統と技術」「アジア社会への影響度」を審査し、アジアの美学を体現するとともに、新たなデザインの潮流となるような 世界的影響を与え得るデザインを評価します。

http://www.dfaa.dfaawards.com/

http://www.dfaa.dfaawards.com/#!2015/c242x