浜松こども館

浜松こども館は、児童に健全な遊びと創造的な体験、および交流の場を提供し、次代を担う児童の健全な育成と子育ての支援を図ることを目的に、2001年11月に開館しました。本プロジェクトの目的は、開館以来約18年が経過し、遊具などの老朽化・陳腐化が進んでいた同館の遊具を含む内装環境のリニューアルデザインをし、利用者により安全で快適なサービスを提供することでした。

「浜松こども館理念」
子どもは、内面に飽くなき好奇心を持っています。浜松こども館は、この子どもたちが子どもらしさを十分に発揮して、安心して思い切り遊ぶことができる愛情ある環境づくりを目指します。その中で多くの人とかかわりを持ち、社会性や創造性を高めていくことを期待します。
なお、未来を担う大事な子どもを育てている親たちが、相互扶助のネットワークを広げ、併せて、子育ての専門的支援を受けながら、子育てを楽しむ環境を醸成します。子どもたちがこの時期、心理的に安定した環境の中で体験し、心に思い描いたことは脳の長期記憶に組み込まれ、人生を豊かに人として幸せに生きる肥沃な土壌となるものと考えます。

 

【社会課題/お客様の課題/ご要望】 
1)施設開設当初からの運営理念や施設の機能を保持しつつ、館内の一部の遊具および内装を更新。
2)臨時休館期間を最小限に設定し、1年間という短期間の中で設計・施工を完了。
3)リニューアルにあたり、浜松市が推進している天竜材(市産材)活用に取組み、FSC®プロジェクト認証を取得。
上記のご要望をいただきました。

 

【解決策】
1)浜松の自然・産業技術といった地域の特色を取込んだ遊び場をデザインし、地域への興味関心と愛着を育む仕掛けづくりをしました。
2)浜松っ子の人間性や学びの土台を育む“浜松ならではの遊び場”を創るために、人間形成の理論にもとづいたオリジナルの遊具・空間としました。
3)ホール・だいちゾーン(床・壁・一部遊具)・ワークショップ室・廊下に浜松市産材である天竜杉を活用。浜松市様を管理責任者、弊社を副管理責任者とするFSC®プロジェクトチームとして、公共の類似児童施設としては日本で初めて国際的な森林認証制度「FSC®プロジェクト認証」を取得しました。

FSC®プロジェクト認証
・FSC®規格はドイツに本拠地を置く国際的森林認証制度で世界最高水準の規格です。
・FSC®認証を取る=適切に管理されている森の木材を活用していることが保証されます。
・浜松市はSDGsへの具体的なアクションとしてFSC®認証材活用に特に力を入れています。

 

<当社プロジェクトメンバー>
【ディレクション】鈴木 敦
【デザイン】渡邉 美香
【企画】阿部 麗実
【制作】高橋 昭伸、太田 広成、一條 武寛
【営業・プロジェクトマネジメント】小笠原 明徳、田代 春佳

 

~関連リンク~

【リリース】
乃村工藝社、全国初の国産材を使用した FSC®プロジェクト認証施設「浜松城」「浜松こども館」をオープン


オープン:
2021年
所在地:
静岡県
クライアント:
浜松市様
業務内容:
企画、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、制作・内装施工

浜松こども館