ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム

ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアムはヤマトグループが創業100周年を迎えたことを記念し設立された施設です。

ヤマトグループ100年の歴史と未来の取り組みを発信するこの歴史館は、集配センターを核に、歴史館、物流の未来を探る研究所、人材育成をおこなう研修所、障害者の社会的自立を支援するカフェなど複合的な機能を集約し、グループの次世代の拠点として建設されたヤマト港南ビル内に開設されました。
輸送トラックが走行する建物外周のらせん状の車路の上下に生み出されたもう一つのらせん状の展示空間を、ヤマトグループの歩んだ「道」と重ね合わせ、来館者が下りながら100年の歴史と世の中の移り変わりを辿る、物流企業ならではの空間構造を持つミュージアムです。創業から現在までを4つの時代で構成し、歴史の舞台となった街並みや当時の営業所、社会や生活者の様子など時代の変化を感じながら、「視覚展示化された」サービス開発の苦心やそこに込められた経営者や社員の思いに触れることで、ヤマトグループ100年の成長を追体験していく、空間と体験が融合した展示をめざしました。


【社会課題/お客様の課題/ご要望】
当社は、これからの企業ミュージアムは企業目線の発信機能だけではなく、ミュージアムでの体験を通じて何を提供し、どのように社会とつながりを持つか、という視点が求められてくると考えています。
本プロジェクトにおいても、ヤマトグループ100年の歩みを通してステークホルダーとのコミュニケーションに終始せず、企業と社会との相互的な関わり合いの場となるためにはどうしたらよいのか、を検討することが私たちの大きな命題でした。


【解決策】
「お客様の生活や世の中の移り変わりとともに成長してきた」ヤマトグループの歴史を語る中で、誰もが知っているサービスが、時代や生活の変化を背景に、どのように生まれ、生活に変化を与えてきたか、そのプロセスをグループの歩みとともに追体験し、次の時代の豊かさをともに考える体験を通して、来館者も自らが歩んできた道を振り返るとができ、これからの豊かな暮らしを創造するきっかけとなる場づくりをめざしました。


<当社プロジェクトメンバー>
【開発】 吉岡 伸
【営業・プロジェクトマネジメント】 小笠原 明徳
【ディレクション】上原 裕
【企画】 井戸 幸一、稲垣 美麻
【デザイン・設計】 深野 友規、金子 史彦、奥山 枝里
【映像】 荻野 健司、後藤 夏木
【装置】 鈴木 俊幸、瀬沼 隆遠
【造形】 遠藤 信之
【制作・施工】 山田 浩一、鈴木 章治


オープン:
2020年
所在地:
東京都
クライアント:
ヤマトホールディングス株式会社様、大日本印刷株式会社様
業務内容:
企画、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、環境演出装置設計・制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工
受賞:
「日本空間デザイン賞 2020」ロングリスト

ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム